『Bloodborne』の音楽 |
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| まず、『Bloodborne』の音楽がどのような体制で作られたのか説明されました。130分にも及ぶサウンドトラックに携わったコンポーザーは6人おり、制作に2年半が費やされたのだそうです。
音楽の方向性として、最初にゲームディレクターの宮崎 英高氏がソニー・ミュージック・アメリカとフロムソフトウェアに提示したものは、映画音楽家のRyan Amon氏が率いる「City of the Fallen」の音楽でした。ワシントンDCベースで活動している「City of the Fallen」ですが、宮崎氏はiTunesにてAmon氏がセルフバブリッシング販売していた音楽を見つけ、これをゲームのキービジョンにすることを決めました。そして、Amon氏もゲームのコンポーザーとして参加することになり、アメリカチームと協力し『Bloodborne』のE3トレイラーの音楽も手掛けました。
3人のアメリカ人コンポーザーと3人の日本人コンポーザーにより楽譜が書かれていきますが、音楽の方向性をゴシック・ビクトリアン調に統一するため、半古典的なアプローチが用いられています。
ロンドンにあるAIRスタジオでの収録風景。
ゴシック・ビクトリアンを表現するために用いられた構成は、弦楽器を主体&金管楽器セクション、ソロの弦楽器演奏、弦楽器カルテット、歌のソロパート、聖歌隊の歌パート、ピアノ/チェレスタ、パーカッション。演奏チームは、弦楽器はバイオリン1が12人、バイオリン2が10人、ビオラが8人、チェロが8人、バスが6人。金管楽器はホルンが6人、トロンボーンが4人、チンバッソが1人。聖歌隊は、ソプラノが8人、アルトが8人、テナーが8人、バスが8人。パーカッションは、ティンパニーとチャイム。レコーディングは、オーケストラが5回(計18時間)、聖歌隊が3回(計9時間)。
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4月3日(日)14:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | ゲーム | 管理
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